悪魔のささやき
悪魔があなたに言います。
おまえら人間は、神がおまえらの味方で、いつも正しい存在だと思っているだろう。
それに対して、悪魔はおまえらの敵で、悪の象徴だ。
神は常に空の上からおまえらを見守り、善行を指導する。
悪魔は常に地の底からおまえらをおびやかし、悪の道に引きずり込もうとする。そう思っているな。
だが、よく考えてみろ。神がいるからこそ、悪魔がいるのだ。そして悪魔は神と対極の、つまり正反対の
存在として、おまえら人間と関わっている。
だからよく聞け。神は空の上からおまえらのことを全てお見通しと思っているだろうが、実は悪魔も地の底
からおまえらのことを全てお見通しだ。
それも、おまえらが認めたくない、気づきたくない、陰の部分、悪い部分だ。
さあそこでだ。
おまえは自分の人生を良くしたいか?
豊かにしたいか?
ならば半分は神の助けを借りろ。
しかし、どこが悪くて、どう直すのかがわかるためには、俺の助けが必要なのだ。
いいか、おまえがどんなに自分を飾ろうと、言い訳しようと、ごまかそうと、いい人ぶろうと、俺には
全てお見通しだということを忘れるな。俺の前では正直に言え。さあ言え、おまえはどんな人間だ。
――― さてさて怖い話ですね。
心理学に 「 四つの心の窓 」 という言葉があります。
一番目は、自分で自分のことがわかっている部分、二番目は、自分では気づいていないが、
他人に気づかれて、他人だけがわかっている部分。
三番目は、すると、自分も他人もわかっている重った部分がでてきます。
四番目は、最後に、自分も他人もわかっていない、自分の未知の部分です。
人にカウンセリングをするなら、まずその前に自分のことを
よく知らなければなりません。
まず自分のことを知らなければ自分を良くできず、自分を良くできな
ければ、人も良くしてあげられないからです。
自分をごまかして、口先だけできれいごとを言っても、そんな
カウンセリングは見透かされてしまうでしょう。
心理学は、宗教とは、良くも悪くも全く関係がありませんが、正しい
宗教というものが正しい生き方を教えるものならば、
それを否定するものではありません。
まず素直な気持ちで自分のことをもっとよく知る、そうすればもっと
よく変えてゆくことが始められます。
それから、カウンセリングに必要な表現力の勉強、知識の
裏づけ、ケアの技術の習得が可能になってゆく訳です。
最初の第一歩として、内省指導をも、私共は大事に考えています。