心理カウンセリングの本質

 カウンセリングという言葉の一般的な解釈は、

「 心の悩みを持つ人の相談相手になり、悩みの解消を計ること 」 と

いうことになります。

 しかし、 「 心 」 という言葉があいまいであり、

「 悩み 」 という言葉が抽象的であり、

「 相談 」 という言葉が意味不明、更に、

「 解消 」 とは、何がどこまで具体的にどうなるのか、という厳しい検証は、

一般的にはあまり行われていません。

 
それどころか、心理学とは人の心を読みとる学問であるから、

故に、その人の心の悩みがわかり、それを聞いてあげるから、

心が開放されて楽になるよ、といった程度の図式がカウンセリング

として堂々とまかり通っています。これは問題です。

 私共ではまず、 『 心理学 』 とは、刺激 ( 原因 ) に対する反応 ( 結果 )

の学問である、との前提から、ある現象は何かの結果であると捉えて、

その原因を探り、その原因から再プロセスし直して、より良い修整結果を

導き出す、という心理学的手法をとります。
次に、 「 心 」 とは、明確に、 「 脳の営み 」 ですから、

ハードとしての脳に対するソフトと言うことができます。

そして人は、自我も人格も行動様式も、全て脳のソフトで生きているのです。

その脳のソフトが、神をも悪魔をも、喜びも悲しみも、快楽も痛みも作り出します。

そしてその実体のない虚像と戦って疲れ果て、苦しむ人が出てくる訳です。

これに対する安直なヒーリング ( 癒し ) は、脳内にセロトニンを分泌させて、

一旦は、リラックス効果を生むでしょうが、カウンセリングと言うからには、

更に根本的な解決が問われるのではないでしょうか。

動きの悪いソフトそのものを、直してあげることが必要なのです。